社会人から看護師を目指したいと考えているものの、入学試験を突破できるかという不安から挑戦をためらっている人もいるだろう。入学試験で学力テストがある場合、現役で勉強している学生と一緒に試験を受けることになる。学校を卒業してからしばらく経っている状態だと、現役の学生と同じレベルの学力テストでの受験は合格が難しいこともある。そのため学力テストがあることで、看護師になりたいと思っても諦める人もいる。しかし社会人から看護師を目指す場合、一般入試ではなく社会人入試を利用するという選択肢があげられる。
看護学校における社会人入試は、社会に出てから看護師を目指したいと考えた人の夢を応援するための制度だ。受験内容が面接と小論文が中心になるため、学力テストのための勉強をする必要がない。実際に社会人入試を利用するときは、面接で自身のやる気をアピールする必要がある。社会人入試は合格者の枠が少ないので、面接でのアピールに失敗すると合格から遠ざかってしまう。合格率を高めるために、受験前に面接の練習をしておくことが大切だ。
社会人入試は倍率が高く、一般入試とは試験の期間が異なるという特徴がある。そのため社会人入試の対策をしながら、学力テストのための勉強をして一般入試も受験することも可能だ。両方の受験を検討する場合は、試験内容をしっかりと理解して対策を十分に実施する必要がある。特に学力テスト対策は、昔やった内容でも忘れていることが多いため、基礎から丁寧に復習していくことが大切だ。